「PROUSION効果」について (4)

PROUSION開発者・生理学博士 橋本政和

 

(4)体温の維持と代謝酵素活性化による、免疫力の回復・維持

 PROUSIONの血液循環改善効果による体温の上昇は、サーモグラフによって確認されている。例えば温熱効果と言うものが、健康の維持に重要な役割を果たすことは、至極一般的にも理解されている。所謂血液循環の改善による、様々な不調の緩和に、温熱療法が利用されて来た。

 例えば体温が0.5℃下がると、免疫力は30%低下するとされる。にも拘らず昨今の生活環境の変化により、体温の低下をもたらす生活習慣の蔓延、低体温症の増加が進んでいる。東京女子医大の発表では、50年前と較べると子供の体温は1℃以上低下していると言う。交通事故で死んだ子供の検査で、97%に動脈硬化症が認められたと言う報告もある。アメリカの精神科医の調査では、体温の低い人に自殺者が多かった。

 また例えば大概の菌は38℃を超えると死滅する。癌細胞でさえ39.3℃で死滅が始まり、42℃が限界になる。病気の際の発熱は、生命維持の役割を果たしているのである。
 分析的ストレスや、クーラーの使用、運動不足、食生活などと言う、所謂生活習慣からなる「冷え」は、端的に血液循環の悪化、新陳代謝の不活性、消化吸収の阻害、免疫力の低下を引き起こす。

 体内には様々な酵素がある。酵素は、36~38℃と言った体内環境で最も活性が安定するが、発熱による体温の上昇は酵素の働きを加速し、それによって白血球の産生が進む。白血球は、体内に侵入した外敵を攻撃する。しかしその外敵が自分以上に強力であると、脳下垂体に刺激がもたらされ、自分達が最も活動し易い体温になるように、発熱中枢を刺激して体温をコントロールする。それによって、リンパ球やキラー細胞が活性化する仕組みである。

 酵素の活性は、生命を支えている。ビタミン、ミネラル、ホルモンなどは、代謝酵素によって化学反応が促される。体内の器官、組織、細胞は、全て代謝酵素によって働いている。そして酵素は、消化された食物を、新しい筋肉、神経、分泌腺に変える助けをする。
 であるから体温の低下もしくは低体温症では、白血球や酵素の働きによる、侵入した細菌に対する防御活動も、身体組織の維持もできないことになってしまう。

 つまり、体温の低下もしくは低体温症は、自律神経、血液循環、新陳代謝、消化吸収、免疫の維持などといった自己恒常性あるいは生命維持に関わる自分の状態を、自分で否定している状態なのである。自律神経の安定、血液循環の改善、新陳代謝の活性、消化吸収能力の向上、免疫力の向上は、自己恒常性維持・生命維持の為の生体環境調整には絶対必要条件である。

 その指標が体温であり、昨今の低体温症の増加や体温低下をもたらす様々な生活習慣を鑑みた時、血液循環の改善による体温の低下阻止、回復、またそれによる代謝酵素の活性化は、非常に重要な意味を持つのであり、PROUSIONによる血液循環の改善あるいは前述したα脳波の増幅は、サーモグラフで確認されたように、体温の上昇も惹起する。

 ここに於て重要なのは、この体温上昇が、所謂温熱効果や遠赤外線効果によるものではない点である。つまり、それらによる体温の上昇の状態においては、赤血球が繋がった、昨今良く言われるフレーズを使うならばドロドロ状態でもなされるものであり、逆に言えばドロドロ血液が流されるものなのである。血液が循環するに於ての絶対条件は、赤血球が分離して、所謂サラサラと流れることにある。

 以下にサーモグラフのデータを添付している。注目すべきは、PROUSION素材を使用した各種製品の場合、それがリング、ブレスレット、ネックレスであれ、或いは時計やカード、ベッドパッドの類いであれ、全てに共通して、それらを当てた体の部位よりも、頸動脈と前頭葉に温度変化が見られる点である。つまり、血液の循環がしっかりとなされる結果であり、それは実質的には体温の上昇と言うよりも、被験者本来の血流状態と体温になっていると見るべきと考える。

 

サーモグラフ・BCチェッカー測定 (抜粋)

  日時:2000年11月20日
   於:静岡県工業技術センター(静岡県静岡市)
使用機器:熱画像処理(サーモグラフ) 末梢血液循環(BCチェッカー)
実験状況:室温26℃・湿度57%
 

経過

PROUSIONを混入したフイルムを使用。まず、身に付けない状態を測定。その後、

  1. フイルムを四つ折りにして服の上から胸に貼り、10~20分後の変化を確認。
  2. 1の実験から1時間間隔を開け、フイルムをアイマスクに貼り付け、30分後の変化を確認。
※熱画像処理測定基準は、背景を写し出さず、また極端な色別変化が起きない30.5℃に設定。
 

結果

 熱画像処理による確認では、被験者の全員に0.5~1.5℃前後の温度変化が認められ、末梢血液循環においては、全ての被験者において改善傾向を示した。
 血液循環を良好に維持することは、免疫力の維持・向上による自己恒常性の保持に重要な条件である。
 今回の実験においては、PROUSIONを使用したフイルムによって、総体的に生体環境が良好に維持されめことが確認された。
被験者(1)
40歳・女性・主婦「何となく、手の平がむずむずして、心臓の辺りがドキドキする感じです。変な具合ではありませんけれど。」
 
被験者1サーモグラフ_1 矢印(左から右へ) 被験者1サーモグラフ_2
 
1. 脈拍:77 スコア:-11
A B C B- C- E D E F G
A+ A A- B+ B+X B BX C+ C B- B-X C- E+ E D+ D D- E- E F F- G G-
  40歳代
← 標準 →
 
矢印(上から下へ)
1. 脈拍:84 スコア:-12
A B C B- C- E D E F G
A+ A A- B+ B+X B BX C+ C B- B-X C- E+ E D+ D D- E- E F F- G G-
  40歳代
← 標準 →
 
サーモグラフ上では、首筋、手の平に0.5 ~1℃前後の体表温上昇が顕著である。
BCチェッカーにおいても、40歳以上において血液循環の低い機能を示すC-が、標準的機能を示すCに変化している。
 

被験者(2)
49歳・男性・自営業「よく歩きますし、健康には自信がある方です。でも、何となく首筋の感じが良くなりました。凝っていたのでしょうか。」
 
被験者1サーモグラフ_1 矢印(左から右へ) 被験者1サーモグラフ_2
 
1. 脈拍:77 スコア:-11
A B C B- C- E D E F G
A+ A A- B+ B+X B BX C+ C B- B-X C- E+ E D+ D D- E- E F F- G G-
  40歳代
← 標準 →
 
矢印(上から下へ)
1. 脈拍:84 スコア:-12
A B C B- C- E D E F G
A+ A A- B+ B+X B BX C+ C B- B-X C- E+ E D+ D D- E- E F F- G G-
  40歳代
← 標準 →
 
サーモグラフ上では、被験者・同様、素材を服の上から胸に付けているにも関わらず、手の平を含め、全身に0.5~1℃前後の体表温上昇が確認できた。
BCチェッカーにおいても、サーモグラフの変化を実証するように、B-(40歳代において標準的血液循環機能)が高い機能を示すB+に変化(改善)している。
 

被験者(3)
47歳・男性・自営業「顔やら首やら手の平やら、ほんわかしますね。」
 
被験者1サーモグラフ_1 矢印(左から右へ) 被験者1サーモグラフ_2
 
1. 脈拍:77 スコア:-11
A B C B- C- E D E F G
A+ A A- B+ B+X B BX C+ C B- B-X C- E+ E D+ D D- E- E F F- G G-
  40歳代
← 標準 →
 
矢印(上から下へ)
1. 脈拍:84 スコア:-12
A B C B- C- E D E F G
A+ A A- B+ B+X B BX C+ C B- B-X C- E+ E D+ D D- E- E F F- G G-
  40歳代
← 標準 →
 
サーモグラフ上では、首筋、手の平に0.5 ~1℃前後の体表温上昇が顕著である。
BCチェッカーにおいても、40歳以上において血液循環の低い機能を示すC-が、標準的機能を示すCに変化している。